代表:深井良祐

・経歴

  • 岡山大学薬学部 卒業
  • 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 卒業
  • 某医薬系会社で薬剤師を行う
  • 独立・起業し、講師業・コンサルティング業をメインに活動

アジアのスラムで発見した事実

私がなぜ学術分野について情報発信しているかというと、その理由としていろんな国を旅していたときに見た景色があげられます。私は日本人であり、日本のパスポートはビザなしで世界中のほとんどの国を訪れることができます。そのため、私はさまざまな国を旅することができました。

旅とはいっても旅行代理店に申し込むのではなく、航空券とホテルだけ予約し、現地ツアーに申し込んだり、バーに行って地元の人と一緒に飲んだりして、自由な旅を楽しんできたのです。

そうしたとき、フィリピンやインドのスラム街へ行く機会がありました。スラムというと、どのような場所を想像するでしょうか。非常に貧しい人が暮らしているように思えるでしょうか。

ただスラムというのは、一つの巨大な街でした。確かに家の規模は小さいものの、多くの人が住んでいるため、そこには食料品店や雑貨店など、多くの店があります。また学校やジムもスラムの中にあります。つまり、スラムというのはビジネス街でもありました。

本当に貧しい人はスラムに住むための家賃さえも支払えないため、路上で生活します。そのため、スラムに住む人とはいっても、一つの経済が成り立っていたのです。

また私がスラムを歩いて驚いたのは、多くの人が携帯電話をもっていたことでした。つまり多くの人が携帯電話を買うお金をもっており、インターネットに接続して楽しんでいたのです。

その姿を見て、「スラムに住んでいる人であっても、常にインターネットへつなげることができるのであれば、ネット上に無料または格安で学べるサービスを提供すれば、全世界すべての人が学べるようになるのでは」と私は思いました。

数学、理科、英語ができれば大学に入れる

実際のところ、数学や理科(物理、化学、生物など)、英語などの教科がわかれば、大学に入ることができます。大学入試では数学や理科を含め、1~2科目の受験で合格かどうか決まるのは普通だからです。

言い換えると、数学や理科、英語ができれば大学に入れます。特に途上国の場合、大学を卒業していないために就職できない人は多いものの、これらの科目を学ぶことができれば大学に入学できるのです。

また大学の入学金や学費については、奨学金を利用すればいいので大きな問題ではありません。

ただ学校へ行く機会が少なかったり、勉強できる環境がなかったりすると、そもそも学習することができません。ただインターネット上であれば、どこに住んでいたとしても、インターネット接続料だけで、無料または格安にて自ら学習することができます。

プログラミングや簿記ができれば仕事を得られる

また学習すれば、それをお金に変えることができます。例えばプログラミングを学ぶことによってスキルをつければ、プログラマーとして会社に就職できます。フリーランスとして活躍してもいいです。また簿記ができれば、経理として働くことができます。要は、学ぶことによって専門知識を得れば、お金を得られるのです。

ただプログラミングや簿記を学ぶためには、数学の知識が必要です。数学の知識なしに、これらの分野で活躍することはできません。

逆にいうと、数学がわかれば新たな知識やスキルを身に付けることができるのです。そこで学術サイトとして知識を公開すれば、多くの人の雇用創出や手助けになると私は考えたのです。

常に勉強をする人が裕福になる

また実際のところ、大人は本来、常に勉強し続けなければいけません。例えば医師であれば、常に最新の治療法や新発売される薬について学ばなければいけません。プログラマーであれば、最新のIT情報を知る必要があります。常に学習しているからこそ、最先端の分野で活躍できるのです。

多くの人で給料が上がらないのは、大人になって学ぶのをやめ、現状維持を続けているからです。本来、大学を卒業した後であっても学び続けなければいけません。新たな知識を得て、仕事や生活に活かすからこそ、より裕福になれるのです。

その点、医師やプログラマーなど常に勉強しなければいけない立場の人は給料が高く、裕福である傾向が強いです。

もちろん、こうした職業に就いていない人であっても、優れる人であるほど常に学び続けています。例えば私は以前、日本で薬剤師として働いていました。

薬剤師には優秀な人がいる一方、ダメな人もいました。また私が感じたこととしては、「優秀な人は常に勉強を続けている」という事実です。

有名大学を卒業した人であっても、薬剤師としての学びをやめている人は例外なく、全員知識が乏しいです。一方で底辺大学の卒業であったとしても、薬剤師になった後も学び続けている人は知識レベルが高く、新たな取り組みにも積極的であり、大人として有能でした。

有名大学を卒業しているかどうかは重要でなく、「常に学び続けているかどうかが人の能力やスキルを決定する」と私はサラリーマンのときに学びました。

新たなチャレンジでは勉強しなければいけない

かつては薬剤師であったため、私の専門分野は化学や薬でした。ただいまは起業しており、自分の会社を複数もっています。

つまり会社経営をすることになるため、マーケティングやセールスの勉強をしなければいけません。また経営や人材管理、資金調達などについて、知識ゼロの状態から学ぶ必要がありました。また会社が儲かると税金の支払いが必要になるため、節税の方法も学びました。

またいまは日本に住んでおらず、海外に住んでいます。日本人のほとんどは英語力が乏しいです。私も当時は英語力がゼロであり、外国人から「How are you?」と聞かれたとき、「How are you?」と返答するほど英語力がありませんでした。

ただ海外に住むと決めたため、オンライン英会話を契約して英語を本気で学ぶことにしたのです。また海外でビジネスをすることになるため、海外の法律やビザについても勉強しなければいけませんでした。

また個人的に株式投資をしているため、そのときは株で儲けるために経済を勉強したり、金融商品を学んだりしました。金融商品を学ぶと、生命保険の仕組みや株価が上昇する条件、不況入りのタイミングなどがわかってくるようになります。

勉強というのは、高校や大学では教えてくれない事柄も含みます。これらを常に学習していくからこそ、新たな挑戦であっても結果を出せるようになるというわけです。

福沢諭吉の言葉

日本には福沢諭吉という有名な偉人がいます。彼は19世紀に活躍した日本の教育者です。彼の著書、「学問のすすめ」には以下の有名な言葉が記されています。

  • 天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず

つまり、「人は全員が平等」と記されています。ただ、この文章には続きがあります。それを読むと、彼は人類全員が平等とは考えていないとわかります。続きは以下になります。

人間は生まれながら全員が平等であり、能力や財産に差がないと考えるべきです。ただ、実際には賢い人がいれば、愚かな人もいる。貧しい人がいれば、裕福な人もいる。この差はなぜ生まれるのでしょうか。

その答えは、どれだけ勉強したかです。学んでいるかどうかによって、裕福なのか貧乏なのかが決まります。学ぶことによって裕福になれる人間というのは、全員が平等です。

これが、福沢諭吉が本で伝えたかったメッセージです。

ただ実際のところ、勉強するには労力が必要です。例えば途上国に住んでいる人によっては、学校に通うときに片道2時間以上かかる人がいます。昼間は親の手伝いをする必要があるため、昼に学校に通えない人もいます。

しかし、インターネットであれば昼でも夜でもいつでもアクセスできます。また、住んでいる場所に関係なく情報を得ることができます。そのためインターネットを利用して学術サイトにアクセスでき、さらには複数の言語に対応していれば、世界中に住んでいる人を手助けできるというわけです。

勉強すれば、答えがない状態でも行動できる

なお当サイトでは数学や理科を含め、学術内容について述べていますが、学校で学ぶ勉強内容は非常に楽です。例えば高校課程の数学を学ぶにしても、問題を解くのは難しいものの、勉強自体は楽というわけです。理由としては答えが用意されてあるからです。

実際に社会で活躍すると、答えのないケースがいくつも出てきます。何をすればいいのか答えがないにも関わらず、あなたが考えて行動しなければいけません。

わかりやすい例としては恋愛があります。100%の確率で好きな人を彼女にする(または彼氏にする)のは無理です。またアプローチ方法は無数にあり、どれが正解なのかわかりません。そうしたわからない中で試行錯誤し、多くの失敗(失恋)を繰り返しながら成功率を上げていくのです。

また株式投資をするにしても、どの上場会社に投資をすれば儲かるのかわかりません。場合によっては大損する可能性もあります。そこで投資や経済の知識をつけ、決算書の読み方を学び、優れた上場会社を探し、正解がない中で投資するのです。

つまり実際の社会では、答えがない状態ではあっても、「正解である確率が高い方法」を探し、行動していくことになります。勉強していない場合、どの方法であれば成功確率が高いのかわかりません。ただ学んでいる人であれば、成功確率の高い方法を見つけられるのです。

なぜ私たちは常に勉強する必要があるのかというと、正解を見つけるためではありません。そもそも、正解が存在する場面はほとんどありません。そこで、成功確率が高い方法を見つけるために学ぶというわけです。

また勉強するというのは、自分の身を守ることにもつながります。例えば投資や金融、経済について学んでいる場合、投資詐欺に遭うことがほぼなくなります。何が詐欺であり、何が真っ当な投資なのか判断できるからです。常に学び続けることによって、あらゆる正しい判断ができるようになるのです。

専門スキルを身に付ける前段階の知識が必要

ただ知識ゼロの状態では、学ぶのが非常に大変です。一方、すでにある程度の知識がある状態であれば、多くのことを学ぶことができます。

例えば私の場合、元薬剤師であるため、薬の勉強は簡単です。また数学や物理、化学、生物などの分野も大学課程を含めて理解できます。英語は常に会話で利用しているため、問題なく話すことができます。

ただ新たに知識ゼロの分野を学ぶときでは、最初は簡単な内容から学ぶ必要があります。いきなり難解な内容を学ぼうとしても、理解できることはありません。そのため、専門スキルを学ぶきっかけとして当サイトのような初級・中級レベルの参考書が必要というわけです。

そうして学んでいけば、自ら学習することによって新たな知識を得ることができます。答えがない場面であっても、正解の可能性が高い選択をすることができます。そうした専門スキルを身に付ける前段階として、全世界の人にとって当サイトがお役に立てればと思います。