多くの学習者に知られている映像学習サービスとしてスタディサプリがあります。大手のリクルートが運営しているWeb・アプリサービスがスタディサプリです。

スタディサプリでは小学生(4年生以上)・中学生に対してサービスを提供しています。映像授業であるため何度でも視聴でき、さらには塾に通う場合に比べて圧倒的に低価格です。つまり、大幅なお金の節約が可能です。

ただ、加入前だとどのようなサービスなのか具体的にはわかりません。そこで、スタディサプリの口コミ・評判を含めて解説していきます。

小学生・中学生に対応しているスタディサプリ

学習サービスの中でも、口コミ・評判に優れるのがスタディサプリです。映像授業サービスの中ではシェア一位であり、150万人以上の人がスタディサプリを利用して勉強をしています。また自治体や学校が利用決定していることも多く、非常に広く利用されています。

なお、スタディサプリでは小学校低学年には対応していません。あくまでも、小学四年以上や中学生からとなります。

ちなみに小学生で契約したとしても、中学講座を見ることができるため、英語を早めに学ぶことは可能です。同じように小学講座や中学講座で契約しても、高校の内容を視聴することができます。要は、年齢に関係なく全授業を受けることができると理解しましょう。

映像授業により、いつでも視聴可能

スタディサプリが映像授業サービスであることから、すべての授業はオンライン上(またはアプリ上)で行われます。そのため、講師の質は非常に高いです。

学校の授業では、当然ですが先生の質はバラバラです。教えるのが非常に下手であり、まったく人気のない先生もたくさんいます。

一方で映像授業サービスの場合、教えるのはトップ講師です。つまり生徒たちから人気があり、教え方が上手であり、評判の優れる先生が教えることになります。世界的な研究でも、映像授業のほうが成績は伸びやすいという結果が出ています。この理由として何度も視聴でき、さらにはトップ講師が教えるからです。

もちろん1.2倍や1.5倍など、倍速で見ることもできます。インターネット回線の環境が悪い場合、映像の画質を落とすこともできます。

また授業が終わった後は確認テストを利用できるため、実際の問題を解くことによって復習が可能です。

全教科を低額で学べる

こうした映像授業すべてに共通することとして、非常に低額で学べることがあげられます。また大手予備校が提供している映像授業に比べて、スタディサプリの利用料はより低額な月2,178円となっています。

当然、国語・算数(数学)・英語・理科・社会の全教科を視聴できます。また中学生では定期テストにも対応しているため、テスト対策も可能です。

なお小学生の場合、テスト対策はないものの、国語・算数・理科・社会の全教科を学べますし、前述の通り中学生の英語コースを視聴することも可能です。

これらすべての内容が月2,178円です。

一般的な塾では、月15,000~20,000円ほどの出費になります。例えば以下は、大手予備校での料金の一部です。

例えば中学生の場合、全教科の受講で月2万~2万7,000円ほどの金額です。参考までに、この大手塾では小学生だと全教科の授業で1万7,000円ほどになります。塾に通うのと、一流講師による映像授業では、これだけ費用に差があるのです。

教科書ごとに対応した講義内容となっている

また住んでいる都市や学校によって、採用している教科書が違うのは一般的です。そのため、テストで優れた点を取るためには教科書に沿った内容でなければいけません。

その点、スタディサプリでは全教科書の内容が掲載されています。以下のように、教科書別の動画を選択できるようになっています。

そのためあなたが住んでいる地域や学校に関係なく、使用している教科書に沿った内容にて動画学習を進めることができます。

・テキストのダウンロードは自由に可能

なおスタディサプリで使用しているテキストについては、自由にダウンロード可能です。実際に印刷し、書き込むことによってより学習が進むようになります。

停止や退会はWeb上やアプリから簡単に可能

なお実際にサービスを利用するとなると、心配になるのが停止や退会です。塾をやめるときについても面倒な手続きが必要になり、同じように映像授業についてもやめるときの方法を理解しなければいけません。

これについては、オンライン上ですべて完結するサービスであるため、利用の一時停止や退会は簡単です。以下のように、Web上(またはアプリ)から簡単に利用停止や退会をすることができます。

もちろん一時的に利用を停止した後、再開するのは問題ありません。

塾よりも圧倒的に利用料金が安いとはいっても、お金の支払いには不安になります。そうしたとき、一般的な塾とは違って自由に停止や再開ができるのは大きなメリットです。

親がサポートし、視聴時間を決めるべき

ただ小学生や中学生が映像学習サービスを利用するとき、必ず注意しなければいけない点があります。それは親のサポートです。

自ら自主学習にて勉強できるのは、一般的には中学三年生以上です。中には小学生や中学1~2年で自ら学習できる優秀な生徒がいるかもしれません。ただそれは稀であり、普通は親がサポートしなければいけません。

この点が映像学習サービスの最大のデメリットです。塾であれば必ずその受講場所へ行くものの、映像学習では「毎月のお金を支払っているものの、学習をしていない」という状況に陥るリスクが高いのです。これが、親のサポートが必要となる理由です。そこで、視聴時間を決めるようにしましょう。

勉強のやる気を引き出すべき

また、単に親が「勉強しなさい!」と伝えてはいけません。それでは逆効果であり、「なぜ勉強しなければいけないのか」を伝え、自ら進んで学習させる環境を作りましょう。

例えば、小学生または中学生の子供は将来、どのような職業に就きたいでしょうか。また、どのような夢があるでしょうか。

仮に宇宙に関わる職業に興味があるなら、物理を学ぶことになるため、大前提として算数・数学ができるようになるのは必須です。例えば中学数学では放物線(二次関数)を学びます。放物線は以下のように、すべての人にとって身近に存在します。

要は、空を飛んでいる物体はすべて放物線を描くこととなり、二次関数で計算できます。そのためロケットの速度や進む距離はすべて数学で計算できます。つまり理科は当然として、そもそも数学ができないと宇宙に関わる仕事をすることはできません。

またこうした仕事では論文を読むことになり、海外の人とひんぱんに情報交換します。そのため、英語ができなければ最新の研究をすることができません。

または歴史が好きな生徒であれば、歴史の内容から数学や理科に興味をもたせてもいいです。

空を飛ぶ物体が進む道は必ず放物線の軌道で計算できることを解説しました。昔は大砲を利用しており、戦争では「どの場所に飛ばせばいいのか」を予測しなければいけませんでした。そのため歴史的な戦争では、数学者が大活躍していました。数学ができないと、戦争で勝てないのです。

また戦国時代、豊臣秀吉は備中高松城の戦いで「水攻め」をしました。川の水を利用し、備中高松城の周辺を水没させて戦いに勝ちました。2週間ほどと、短期間で全長3kmの堤防を作って城内を水浸しにしたのです。

ただ水攻めを成功させるには、測量・土木・治水技術を利用しなければいけません。つまり、豊臣秀吉は戦いにおいて数学者や物理学者を率いていたのです。深く歴史を学ぶには、歴史の知識だけでは不十分です。豊臣秀吉というのは、数学や科学を理解していたからこそ天下統一できたのです。

ほかにはスポーツ選手になるのが夢なのであれば、英語を学ぶのは必須です。野球選手やサッカー選手、テニス選手などのトップ選手は全員、アメリカやヨーロッパで活躍しています。そのためいまから英語を勉強していないと、周囲の人々とのコミュニケーションを図ることができず、監督など関係者からの指示を理解できません。

要は、どのような職業であっても勉強は必須です。これを小学生や中学生が自ら気づくのは難しいです。そこで親が気づかせてあげて、可能な限りやる気を引き出すようにさせましょう。

スタディサプリを利用し、成績を上げる

小学生や中学生で利用できる格安の映像学習サービスとしてスタディサプリがあります。利用者数は非常に多く、自治体や学校単位でも広く導入されている映像学習サービスです。

教える人は全員、一流講師です。そのため学校の先生や一般的な塾講師よりも、講義内容がわかりやすいのは当然として、教科書ごとの映像授業になっているので学校の授業内容に沿った学習を進めることができます。

ただ映像学習の唯一の欠点として、自ら勉強しなければいけないことがあげられます。生徒が自ら勉強できるのであれば問題ありませんが、できない場合は親がサポートしなければいけません。このときは勉強を強要するのではなく、やる気を引き出すようにさせましょう。

そうはいっても、塾で学ぶよりも圧倒的な低価格にて効率よく学習できるのがスタディサプリです。こうしたサービスを利用して成績をあげるようにしましょう。